低炭水化物ダイエット
[2014-03-06 09:07:58]
近年、注目を浴びたダイエット法に「低炭水化物ダイエット」というのがあります。
炭水化物を摂らないだけという気軽さがあり、かつ効果も出やすいことから、実践している人も多いのではないかと思います。
しかし、実はこの低炭水化物ダイエットは、長期間続けると大変危険なのです。
そもそも、このダイエットの内容は、主要なエネルギー源である炭水化物を抜くことによって、代わりに体内のタンパク質や脂肪をエネルギー源として痩せるというものです。
外部からのエネルギー源を断絶し、内部のエネルギーを消費するという点では、原理は断食に近いです。
だから当然、筋肉まで落ちてしまうというデメリットも共通しています。
また、炭水化物は人間が活動するのに欠かしてはいけない栄養素です。炭水化物を他のものに代えて生きるというのは、人間の根本的な構造からして無理があるのです。
その為、正規のエネルギーを得られないと、まず、肉体的・知的活動が低下していきます。これはタンパク質や脂肪からでは十分な活動エネルギーが得られないからです。
次に、肝臓機能が低下していきます。人間は炭水化物をエネルギーにするよう出来ていますから、代替物をエネルギーにしようとすると、肝臓に負担がかかってしまいます。
そして、何より怖いのは、危険な病気の発症率が上がるというところです。
エネルギー不足で正常な活動ができず、かつ負担がかかり続けた身体は、心臓病などになりやすいのです。
このように、低炭水化物ダイエットは高い効果の反面、デメリットも大きいダイエット法です。このダイエット法をどうしても行いたいときは、リスクを承知して、出来るだけ短期間に限定して行うようにしましょう。
イチオシ |
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